こんにちは。
健太郎です。

最近、
私のところにいらっしゃる方の多くが、
会社や職場に行けない、
もしくは、
行くのが、とても難しい、と感じるような状態の方が
多くなってきました。

私も、
20代の後半に、
そして、30代の初期に、
同じような状況になり、
会社をやめさせてもらう、
という体験をしたことがあるので、
そういった方の何かお役に立てれば、
と思い、
思いついた時に、は
文字にしていこうかなぁと
思っています。
***
私も経験者であり、
そして、いまいらっしゃっている
クライアントさんとのセッションや、
やりとりを改めて観察してみると、
今の所思いつくのが、
2通りの行けなくなり方があることが
わかりました。

1つ目は、
会社に行くのはできないけど、
他の場所に行く、
例えば、人と会う、
私のセッションや勉強会に来る、
というのは調子によらず、
出来るという方。

2つ目は、
会社には行き続けているけど、
会社にいくのもしんどいし、
他の場所に行くのも
しんどい、という方。

きっと、
他の方で、
会社にも行けなくなったし、
他の場所にも行けなくなった、
という方もいらっしゃるかと思います。

***
私が体験したことは、
ちょうど、1つ目の方と、
2つ目の方との間くらいの
経験だったと思います。

以前、ブログにも少し書いたのですが、
会社に行くのに、
まず朝起きれなくなって、
一度辛すぎて、会社を欠勤したことも
ありました。
その時に、1番しんどかったのが、
誰にも相談出来なかったことです。

そんな中ではありましたが、
そこからとった私の対応が
今の
私自身の仕事に結びついている
わけでなのですが、
当時、あまりのしんどさに、
病院で薬をもらおうと思って、
行った心療クリニックが、
待合室に人が溢れかえっていて、
ふと我に帰り、
「自分でなおそう!」
と思ったことが、
よかったのかもしれません。


病院に行っても、
結局は薬をもらって、
ということなので、
それなら自分でなんとかしよう、
と思って、そこから、
呼吸法を学んだり、
気功を習ったり、とで、
最終的に行き着いたのが、
アレクサンダーテクニークという、
手法です。

アレクサンダーテクニークについては、
wikiになりますが、
参考にこちらをご覧ください。

私の場合は、
仕事行くのは相当しんどく、
それでも行き続けていたのですが、
(無理して職場に行き続けたその結果、
パニック障害で電車に乗れなくなり、
その上、対人恐怖症にもなり、
その後、何年もそのことで悩むことになります。)
このアレクサンダーのレッスンを受けに行くのは、
とても楽しくてしょうがありませんでした。

1番最初に体験レッスンで受けに行った時に、
担当してくれた先生がとっても優しく、
何がよかったって、
「自分で考えるためのスペース」を
私にくれたことです。

何も焦らされないし、
とにかくそのままでいていい、
というメッセージを非言語で
受け取っていたのだと思います。

アレクサンダーがどうのこうの、
という話はここではメインの話ではないので、
はしょりますが、
この当時ならず、
私にとっては、
私が自分で決めて、
自分でやりたいことを
自分のペースでやっていく、
という環境は、
疲れた心を回復させるためには、
とっても必要な場所でした。

ただ、
そのままでいていい、
それがどれだけありがたかったか、、、

こうして、
私は、
会社に行くのはしんどいということが、
変わらず、
結果的にその会社を辞めて、
こんな私を助けてくれたものを
もし、同じように悩んでいる人がいたら、
伝えられたいいなぁと思って、
このアレクサンダーテクニークの教師資格を
取る道に進むことになりました。

う〜ん、
いま考えると、
「居場所」なのかなぁ。

確実にアレクサンダーを受けに行っているときは、
自分の居場所がここにはあった、
と思っていました。

それは、
ただ自分でいることを
そのまま許された場所、
だということなんだと思います。

それが、当時の
私の回復への道にになっていました。

つづく、、、